花の途中と世界のかけら vol.2

2020.10.3-10.20

陶人形/にしおゆき
植物アップリケ/則武有里
本展覧会は、昨年の12月に名古屋のTisane infusion で開催した「花の途中と世界のかけら」からの巡回展です。
ある日、則武さんのお花のアップリケを見せてもらってすごく驚きました。結構長いお付き合いですのに全然知らなかった有里さんのアップリケ「ぜんぶ途中なの」と恐縮されてましたが、そこが良いのですよ!とかなんとか言ってやっと貸してもらえることになりました。
それはとても美しいものでした。美しくて尊くてそしてどこでも見たことがないものでした。私は動揺して感動しました。いつまでもいつまでも見ていられるその花の形、茎の伸びよう、葉っぱのねじれまでが、日本や外国の古い布で細やかに表現してありました。縫い付けてあるものも糊で貼っただけのものもあってとても繊細で販売するとかそういう目的でつくられたものじゃないのは一目でわかりました。
私では役不足なのは明らかなのですが、彼女の作品と一緒の部屋に人形を飾ってみたくなりました。この世で一番美しくて尊くて贅沢なものは誰かのためやお金のために作られるものではないと私は思っています。それは誰かがこの世界でたった一人の自分自身のためにひっそりと作られるものです。そんな密かなお城みたいな大切なものをお貸しくださる則武さんに感謝をいたします。そんなわけでアップリケの販売は致しませんが「花の途中と世界のかけら」本展覧会をできるだけ多くのお客様に見ていただけたらと思っています。
今回は則武さんの古布で縫った小さなお手玉やクッションやハートのトランプなどに合わせて「メルスリー(手芸屋)編」というつもりになって、陶器の針山や糸巻きも作ってみました。楽しんで頂けたら幸いです。全てのお家の中で楽しむ人たちへ愛を込めて

にしおゆき

小さい部屋(京都)
京都市中京区(麩屋町通り二条下ル)尾張町225番地
第二ふや町ビル 201号 木、金曜日定休日